【プロ野球】パウエルはソフトバンクに優先権

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3もやし味(080312)φ ★
追加記事です

★パウエル投手:6月23日以降ソフトバンクに パ会長勧告

パ・リーグの小池唯夫会長は4日、前巨人のジェレミー・パウエル投手(31)がオリックス、ソフトバンク
両球団と二重契約を結んだ問題について、ソフトバンクの支配下選手登録申請を認める見解を示し、両球団に勧告した。

球界を混乱させたとして、申請の受理は6月23日以降とし、実質的に3月20日の開幕から3カ月間の出場停止措置を取った。
ただしオリックスの合意があれば、それ以前の受理も可能となる。

小池会長は4日、前日に来日したパウエルから電話で事情聴取。さらにオリックス・機谷俊夫、ソフトバンク・角田雅司
両球団代表と東京都内のホテルで会い、事情を聴いた。

小池会長は「『正式契約した』とするオリックスと『していない』とするパウエルは、互いの主張を繰り返すだけ。
両球団の主張も平行線をたどった」と明かし、「連盟会長としてこれ以上は放置できないので、私の見解を示した」と語った。

ソフトバンク側の申請を認めるとした理由は「(オリックスの申請を)連盟が受理しても、選手本人が同意しなければ意味がない。
実態のない措置はできない」と説明した。


◇ソフトバンク「連盟の責任は?」

一方、ソフトバンクの竹内孝規COO(最高執行責任者)はパ・リーグ小池会長の勧告を、「承りたい」と前置きした上で
「この時点で、事実が解明されたとは一切思わない。
1、2回の表面的なヒアリング(事情聴取)で、もう決着とはいかない」とのコメントを発表した。

また、両球団が球界を混乱させたことを理由に、パ・リーグがパウエルの支配下登録期日を6月23日以降としたことに
ついては「二重契約の可能性が強いという印象を世の中に植え付けた連盟の責任はどうなるのか」と批判した。

ただ、竹内COOは「連盟の出した勧告は変わらないだろう」とも述べており、「パウエルの練習や生活環境を考えれば、
一日も早く支配下登録できるよう、さらなる事実究明に努めたい」としている。

パウエルは5日、都内のホテルで経緯を説明したい、として会見を開く。

(続く)