競泳の北京五輪テスト大会、中国オープン第2日は1日、北京の国家水泳センターで
五輪本番に合わせて午前に決勝(男女計6種目)を行い、女子二百メートルバタフライで
埼玉・春日部共栄高2年の17歳、星奈津美(スウィン大教SS)が2分8秒55で優勝した。
星は前夜の予選で出した日本歴代2位で高校新の2分7秒35に及ばなかった。
男子百メートルバタフライの高本翔太(法大)は55秒02の7位だった。
午後は女子二百メートル平泳ぎ予選などを行い、日本記録を持つ種田恵(JSS長岡)らが出場する。
≪悔しさと自信が交錯≫星の胸中に悔しさと自信が交錯した。女子二百メートルバタフライで
優勝したものの、前日の日本歴代2位の記録から1秒20も遅れ「緊張もあって体があまり
動かなかった」と顔をしかめた。午前10時すぎの決勝に備えて8時から体を動かしたが
「もう少しやるべきだったかな」。さらに順位を意識したあまりに前半に力を温存、スピードに
乗り切れなかった。そんな中でも2分8秒台を出して地力の伸びを実感できたという。
本番プールで自信を膨らませ「また8月にここで泳ぎたいなと思った」と、最後は屈託ない笑顔を見せた。
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