【教育】一部生徒に複数出願依頼させる 合格水増し目的…在校生証言 埼玉の私立高校[1/30]

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埼玉県入間市の私立狭山ケ丘高校(小川義男校長、生徒1074人)が、
受験料を負担して一部生徒に本人の志望しない有名私大に出願させていることがわかった。
在校生が毎日新聞に証言した。
これまで同校は「経済的に苦しい生徒の受験料を一部負担している」と合格者の水増し目的を否定していたが、
この生徒は「経済的な苦労はない。合格者数を増やすための出願としか思えない」と話している。
【山本紀子】

生徒は昨年12月の三者面談で、
進路指導担当の教員から数校の私立大の学部名が印字された紙を見せられ、出願を頼まれた。
志望と全く異なる学部も交じっていた。
教員は「大学入試センター試験の成績がよかったらまたお願いするかも」と追加出願も示唆したという。
後日「家庭の財政状況から支弁が難しく、大学受験の諸費用支給を願います」
との文書を学校長あてに提出させられた。
生徒は「受験料が払えないほど困っていない。親も苦笑いしながらサインした」という。
延べ約10大学に出願予定だったが、学校の要請分を含め十数校出願することになった。
3学期になって、3年生約10人でスクールバスで銀行に行き、学校が支給した受験料を振り込んだという。
小川校長は「この生徒については、進路担当の教員が生徒の特性を考え出願先を示したのかもしれない」と
弁明する一方で「希望しない大学を学校が金を出して出願させたなら問題で、よく調べたい」と語った。
受験料負担には「多くの大学に受かれば、後輩の激励や学校の宣伝につながる」と実績作りの側面があることを認めた。
各地で水増し受験が発覚した昨夏、狭山ケ丘高は取材に「01年度から始めた困窮家庭のための制度」と説明。
学校によると受給対象は「難関大に合格する学力を持ち、経済的に余裕のない生徒」で、
今年は3年生12人に受験料補助が決まっている。全員が学力の高い生徒を集めたクラスに在籍し、
早稲田▽明治▽立教など私立10大学延べ77学部に出願、学校が約140万円を負担するという。
出願先はほとんどがセンター試験のみで合否が決まる大学だ。
学校の受験料負担による複数受験については昨夏、
日本私立中学高等学校連合会が、各校に自粛を求める通知を出している。

ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080130-00000056-mai-soci

元ソース
http://mainichi.jp/life/edu/news/20080130dde041040003000c.html
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