2月1日からの沖縄・名護キャンプで三塁に挑戦する日本ハムの高校生ドラフト1巡目ルーキー
中田翔内野手(18=大阪桐蔭)が特製ファウルカップを製作することになった。
高校時代は投手兼外野手で着用するしたことがなかったが、ホットコーナーでの痛烈な打球を
考慮し使用を明言。これを受け、中田に野球用具を提供するメーカーの一つは本人の希望を
取り入れた「怪物モデル」製作に取りかかることになった。
黄金新人が特注カップで股間の不安を解消し、鉄壁の守備を目指す。
股間付近を手で押さえ、中田が苦もんの表情を浮かべた。キャッチボールでワンバウンドを
捕球し損ない、ボールが左太腿付け根を直撃。少しでもズレていれば男にとって一大事だった。
「これまでは着けたことがないけれど。やっぱり“金カップ”をしないと駄目ですよね。周りが硬いと
股関節周辺が痛そうなので、クッション性があるのがいい」と冷や汗をかいた。
高校時代は最速151キロを誇る右腕エースとして活躍。登板時以外は外野守備に就くことが
ほとんどで、これまでファウルカップを使用する必要はなかった。しかし、春季キャンプでは
“ホットコーナー”と呼ばれる三塁守備に就く。火を噴くようなプロの打球が、もし“あそこ”を直撃したら――。
身長1メートル83、体重103キロ。筋肉のよろいを身にまとう怪物打者といえども、急所だけは鍛えようがない。
やはり鉄壁のガードが必要だ。
通常、カップは接地面に衝撃を保護するためにゴムがついている。しかし、野球用具メーカー
関係者によると「ゴムを外す選手は多いが、クッション性を要求されたことは一度もない」という。
つまり中田の要望はレアケース。それでも「場所が場所。絶対に守らないといけない」と、今後は
本人と好みやサイズを綿密に打ち合わせた上で“中田モデル”を製作することになる。
05年には左睾(こう)丸部打撲を負った古田(ヤクルト)が球界史上初となるオーダーメードの
「カップサポーター」を発注したが、実績のない新人となれば前代未聞の“珍事”となりそうだ。
ソース:
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2008/01/29/02.html ※依頼スレ#873より