22日早朝、JR関西線が京都府木津川市や奈良県王寺町の一帯で発生した濃霧と大阪府柏原市内の
踏切事故でダイヤが大きく乱れ、朝の通勤、通学客らの足に影響した。また、和歌山県内のJR紀勢線でも
快速電車がトラブルで速度を落として走行し、後続列車も遅れた。
濃霧では、JR関西線加茂(京都府木津川市)−王寺(奈良県王寺町)間が始発の午前5〜8時の間、徐行運転を行い
上下線合わせて12本が運休したほか19本が最大21分遅れて約2万4000人に影響した。
奈良地方気象台によると、同日朝は奈良市中心部でマイナス1・3度、山間部ではマイナス2〜4度を記録。
20日夜〜21日、雪が降った直後の放射冷却で多量の水蒸気が発生し濃霧となったのではないかとしている。
一方、午前8時50分ごろ、大阪府柏原市上市のJR関西線・高井田−柏原駅間の踏切で、若い女性が奈良発難波行きの
下り区間快速にはねられ、死亡した。柏原署によると、女性は遮断機の下りた踏切に立ち入りはねられたという。
この事故で、同線は約30分間上下線で運転を見合わせ、後続の列車72本が運休、29本が遅れるなど約2万7000人に影響が出た。
また、午前5時53分ごろ、JR紀勢線の黒江−紀三井寺間を走行中の御坊発天王寺行き快速電車の電圧計の表示が
大きく上下するのを運転士が確認したため、速度を落として走行した。この影響で阪和線内の下り列車で23分遅れたのを最高に
上下11本のダイヤが乱れ、約5300人に影響した。
JR西日本によると、同区間で架線から集電する電車のパンタグラフと架線が霜で接触不良となったため、としている。
ソース:
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080122/dst0801221154006-n1.htm ※依頼スレ#485より立てました