バチカンのサンピエトロ広場で20日、日曜恒例の祈りの集いが行われた。
ローマ法王ベネディクト16世のローマ大学での演説が学生らの反対で
中止されたことを受け、法王への支持を示すため、20万人以上の信者らが集まった。
国営イタリア放送が伝えた。
演説中止を受け、枢機卿の1人が信者らに参加を呼び掛けていた。
集いには法王への支持を訴える横断幕や旗が掲げられ、法王がサンピエトロ大聖堂の
バルコニーに姿を見せると大きな歓声が上がった。
法王は信者の連帯に感謝の言葉を述べた。
ローマ大学の一部教官や学生らは、バチカンによる天文学の父、
ガリレオ・ガリレイ弾圧について法王が容認する発言をしたことを理由に
反対運動を展開。学生らが大学の建物を占拠したことなどを受け、
バチカンは15日、17日に予定していた法王の演説中止を決定した。(共同)
ソース:MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080120/erp0801202205006-n1.htm