冬の北海道の風物詩の一つ、「SL冬の湿原号」の運転が19日、JR釧網線で始まった。
この日は、C11型蒸気機関車(SL)2両による重連運転。
釧路から川湯温泉まで89・3キロを往復する沿線には厳しい冷え込みの中、大勢の鉄道ファンが集結。
カメラの放列を敷き、雪に覆われた湿原を背景に、真っ黒な煙を上げながら疾走するSLの雄姿を見守った。
客車内に設置された、だるまストーブでは、家族連れらがスルメイカや氷下魚(こまい)の干物などを焼き、
昔ながらの旅情を楽しんだ。車窓からは、国の特別天然記念物のタンチョウや
エゾシカの姿も見られ、乗客らは歓声を上げていた。
冬の湿原号は20日にも同区間で運転されるほか、26日〜来月29日までの毎日、釧路−標茶間48・1キロを走る。
ソース
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080119/trd0801191710006-n1.htm