▼ネットゲームの争いが現実の乱闘に:1人死亡、ロシアで
『RussiaToday』の記事によれば、ロシアのウファという街で、多人数参加型オンラインゲームの2つのグループ間に起こった
ゲーム内の争いが現実世界での争いに発展、1人が死亡、1人が警察に身柄を拘束される事態となった。
警察の発表によると、ゲーム内の2つのグループ(『Platanium』と『Coo-clocks』)は最近、PlataniumのメンバーのせいでCoo-clocks
のメンバーの1人が、バーチャル世界において「死亡」したことを発端とする争いを起こしていたという。この争いがゲームの中で次第
に加熱し、互いの意見の食い違いを解決するために両グループが選んだ唯一の合理的な方法が、街中での乱闘だったのだ。
この乱闘の結果、Plataniumの33歳のメンバー、Albertさんが激しい暴行を受け、病院に運ばれたが死亡した。
[記事によれば、Coo-clocksのメンバーはほとんどが学生で、Plataniumのほうは大体30歳以上。Albertさんは Plataniumに属していた。
殺したのは22歳の学生で、Albertさんの家族への脅迫はまだ続いているという。記事はほかにも、ゲームが発端で現実の殺人になった
モスクワでのケースを紹介している。]
RussiaTodayの記事は、両グループがこれほど熱中していたゲームが何なのかを明示してはいないが、記事に『Lineage II 』の画像を
使用することで、彼らがどの仮想世界を好んでいたのかを強くほのめかしている。
なお、RussiaTodayによるニュースビデオはこちら(英語版)。被害者の妹が、Coo-clocksからの脅迫が現在も続いていることを訴えている。
[日本語版:ガリレオ-天野美保/合原弘子]
ソース:
http://wiredvision.jp/news/200801/2008011819.html(WIRED)
原文:
http://blog.wired.com/games/2008/01/guild-violence.html ソースの原文のソース
http://www.russiatoday.ru/scitech/news/19777(RussiaToday)
http://youtube.com/watch?v=jmYZ2WCSjP0