藤沢市鵠沼海岸のマリンスポーツ用品メーカー「クレアトーレ」が、
新規事業として環境配慮型の製品(エコプロダクト)ブランドを設立し、
廃シートベルトでバッグを製造している。
頑丈さとファッション性が特長で、東京都港区内のインテリアショップなどで販売。
ビジネスバッグとトートバッグ計四種類を扱っている。
バッグは、本体の生地には廃シートベルトを、内部には廃エアバッグの生地を使用した。
廃シートベルトなどは、湘南近辺の自動車リサイクル工場から購入する。
縫製のみ都内の業者が行うが、生地の洗浄や裁断など製造に必要な作業は、ほぼ同社が行っている。
廃シートベルトが素材のため、耐摩耗性や破けにくさは通常のナイロンを大きく上回る。
光沢のある質感も魅力の一つで、廃素材を再利用していることを説明すると驚く顧客もいるという。
「これまで、廃シートベルトは焼却や埋め立てで処分されており、リサイクルの取り組みが進んでいなかった」
と同社の森川信宏代表取締役。
大量生産できず、素材の安定的な確保などの課題もあるが、
「湘南発のエコプロダクトとして発信していきたい」と話している。
一万八千九百円から。
月内にオンラインショップも開設する。
ソース
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiijan0801294/