青森県八戸市根城(ねじょう)で母子3人が殺害され放火された事件で、
母(43)の遺体から睡眠薬が検出されたことが分かった。殺害を認めている長男(18)が、
パソコンに殺人を描写した文章を書いていた事も判明。
「小説に書いたことを実現したかった」などと供述しており、
県警八戸署捜査本部は睡眠薬で母を眠らせて殺害したとみて追及している。
調べでは、現場に飲み残しのビールがあり、そこからも睡眠薬が検出された。
長男は「睡眠薬を飲ませた」と供述しており、ビールに混ぜて飲ませたらしい。
殺害された長女(13)に抵抗の跡はなく、次男(15)も抵抗した痕跡は手のひらの傷程度だったことから、
2人にも薬を飲ませた可能性があるとみて、夕食の残りの分析を進めている。
一方、長男は「パソコンを見てほしい」と話しており、
パソコンには、首を切って人を殺したり遺体に傷がつけられる、今回の事件と共通する描写があった。
県警は、現実と自分が書いた小説との違いを認識できずに事件に及んだ可能性もあるとみて、
慎重に調べを進めている。
また長男が銃刀法違反容疑で逮捕された時、ライターやサングラス、
金属製警棒、アニメのブロマイド7枚と、母の携帯電話を持っていたことも分かった。
携帯電話は長男が使った形跡はなく、持ち出した理由も調べる。
ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000071-mai-soci