世界反ドーピング機関(WADA)のジョン・フェイ委員長が16日、米大リーグ(MLB)の薬物対策を批判する声明を発表、すぐにMLB側が反論するなど混迷を深めている。
公聴会でのMLBのセリグ・コミッショナーなどの発言を受けてフェイ委員長はWADAの公式ホームページで「ミッチェル・リポートに対するMLBの対応は不可解だ」との見解を表明し
薬物検査の独立性は保たれているとしたMLBを「独立とは第三者の手により成立する」などと批判した。
フェイ委員長は1月に就任した。セリグ・コミッショナーは「検査機関の独立性は改善されている」などと主張。また、マンフレッド上級副社長も
「WADAの間違った主張は委員長の交代で終わることを願っていた。
フェイ氏は批判の前にWADAの研究機関の活動を熟知するべきだ」と、就任したばかりの委員長への皮肉を込めて強く反論している。
(2008年1月17日14時50分)
ソース:
http://www.yomiuri.co.jp/sports/mlb/news/20080117ie03.htm ※依頼スレより立てました