西条で研究建築学ぶ広大院生ら改善策提案、小冊子に
広大院生がまとめた小冊子 東広島市内の伝統的な街並みとして知られる「酒蔵通り」の魅力を高めようと、
広島大大学院工学研究科(東広島市)で建築学を学ぶ学生らが、
専門知識を生かした改善策を小冊子「西条の街並み再生手法」(20ページ)にまとめた。
酒蔵の色調を取り入れた外装にするなど四つの提案を写真で示し、学生らは「ちょっとした工夫で西条らしい街並み、個性が出せるのでは」と話している。
同市のJR西条駅前を東西に走る酒蔵通りには、江戸時代から続く酒蔵が立ち並び、観光名所にもなっている。
同研究科の岡島由賀さん(24)ら10人は昨年4月から9月まで、建築デザインによる街並みの再生をテーマに研究した。
小冊子にはこの中で考えた案が紹介されており、酒蔵に見られる白と黒の色調を全体に広げ、壁を白に、サッシやシャッターを黒く塗るアイデアや、
建物の窓や出入り口を格子やのれんで飾る方法などを合成写真でわかりやすく示した。初版は30部で、地元酒造関係者らに配布した。
(2008年1月13日 読売新聞)
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20080112-OYT8T00551.htm