1890年に和歌山県串本町沖で遭難したトルコ軍艦「エルトゥールル号」の遺品引き揚げが16日から、本格的に始まる。
作業するのはトルコの民間研究機関「トルコ海底考古学研究所」のトゥファン・トゥランル所長(54)ら。昨年1月に事前の
海底調査を実施し、本格作業は今年から3年計画。13日、串本町内のホテルで記者会見したトゥランル所長
は「考古学的な発掘だけでなく、トルコと日本との友好のきずなをより深めるものとなるだろう」と語った。
今年は2月13日までの予定で遺品の点在する場所を図面に記録した後、引き揚げる。
エルトゥールル号はオスマントルコ時代の軍艦で全長76メートル。帰国途中に暴風雨に
遭い難破、乗組員約650人のうち69人が地元住民によって助け出された。
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20080113-306734.html