1970年代、米国の平和奉仕団員として韓国の児童・生徒たちに英語を教えていた女性外交官が、早ければ今年夏ごろ、
駐韓米国大使として赴任する。ワシントンのある外交消息筋は10日、米国務省のキャサリン・スティーブンス元副次官補
(東アジア・太平洋担当)が、次期駐韓米国大使に内定したことを明らかにした。
スティーブンス元副次官補は、米上院外交委員会の公聴会を経て、今年6月か7月ごろ韓国へ赴任する見通しだという。なお、
米上院はスティーブンス元副次官補の次期駐韓大使内定に反対していない模様だ。スティーブンス元副次官補は現在、国務省
で東アジア・太平洋担当の常任顧問を務めており、クリストファー・ヒル次官補を補佐している。
スティーブンス元副次官補は韓国とただならぬ縁がある。1975年から2年間、忠清南道扶余郡で、平和奉仕団員として児童・生徒
たちに英語を教えた。さらに77年には在韓米国大使館で外務公務員採用試験を受験し、翌年外交官になった。また84年からは
在韓米国大使館の政務班長として韓国の民主化に至る過程を見守り、金泳三(キム・ヨンサム)元大統領、金大中(キム・デジュン)
前大統領をはじめとする政官界の要人たちとも親交を深めた。
スティーブンス元副次官補は韓国語を流暢に話し、韓国料理を好んで食べる。キムチの漬け方を知っており、ソウルの中心部の裏通り
にも詳しく、親韓派の外交官の代表格といえる。
続き・ソース:朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/article/20080112000031