07年の家庭用ゲーム機の国内販売額が2年連続で過去最高を更新し3000億円を
超える見通しになったことが、ゲーム誌大手、エンターブレインの集計で分かった。
任天堂の「Wii(ウィー)」、ソニーの「プレイステーション3(PS3)」など新型ゲーム機が
出そろい、市場が活性化した。
06年は任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」が大ヒットし、販売額は2619億
円に達したが、07年はさらに勢いを増し、12月16日時点で2986億円に上った。最終的
には3000億円を上回る見通しだ。
ゲーム機別では、Wiiの販売台数が320万台に達し、PS3(110万台)、マイクロソフトの
「Xbox360」(24万台)を圧倒した。
年末商戦でソニーは新モデルで低価格のPS3を投入し、PS3は11月にWiiを抜いて月間
ベースで初の首位に立った。だが、12月に入るとWiiが首位を奪い返した。体重計機能が
付いたボードに乗って運動を楽しむ「Wiiフィット」など新発売したゲームソフトが人気を集めた。
一方、ゲームソフトの販売額は16日時点で3285億円で、最終的に過去4番目の水準だっ
た06年(3638億円)と同程度になりそうだ。【赤間清広】
ソース 毎日新聞 2007年12月28日 18時51分
http://mainichi.jp/life/electronics/news/20071229k0000m020036000c.html