MITの学生チームが自転車のダイナモを使って発電した電力を使ってスーパーコンピューターを
動かすという取り組みに挑戦し、20分間に渡ってスーパーコンピューターを稼動させることに
成功した。
MITの学生チームでは人力コンピューターの世界記録を更新したと主張(もちろん、今までに
そうした記録にチャレンジした人はいないだろう)した上で、今回の快挙を自賛している。
この一風変わった試みは米自転車メーカーのSPECIALIZED社と米Googleの共同で開催された
自転車を使った発明コンテスト「Innovate or Die(発明か死か)」に応募するために実施された
ものとなる。
MITの学生チームはコンテスト参加にあたって、648個のCPUから構成からLinuxのクラスター
コンピュータ(スーパーコンピューター)を作成。固定された10台の自転車を人力で漕ぐことで、
自転車に装備されたダイナモからの電力を使ってスーパーコンピューターの駆動に必要な
1200ワットの電力を供給し、その上でスーパーコンピューター上でトカマク型核融合炉の
シミュレーションを動かすことにチャレンジし、見事、成功した。
MITの学生チームによると20分間に渡って人力で動かすことに成功したこのスーパーコンピューター
が生み出した計算能力は人類文明が誕生してから最初の3000年間に必要とした全ての計算量に
相当すると述べている。
コンテストはチャレンジの内容をビデオ動画にまとめてYoutubeに投稿することでエントリーが
受け付けられ、優勝者には5000ドルの賞金と自転車が贈呈されるというものとなる。
優勝者の発表は2008年1月15日の予定。
Technobahn 2007.12.20.19:44
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200712201944 依頼いただきました
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1197250782/163