東芝とみずほ銀行が、阪神甲子園球場内野席の一部の命名権(ネーミングライツ)を取得すること
で阪神電気鉄道と合意し、19日、大阪市内で調印式をした。プロ野球阪神タイガース主催の公式戦
や交流戦で「TOSHIBAシート」「みずほ銀行シート」の名称がチケットやホームページ上などに
明記される。
契約期間は来年から5年間。取得額は公表していない。関西で、より身近な企業と感じてもらうこと
が狙い。甲子園球場に関する命名権の設定は初めて。
対象は、改装中の甲子園球場に新設する「フィールドシート」で、従来のファウルグラウンドに張り出し
、迫力あるプレーを間近で観戦できる。東芝がバックネット裏の約1000席を、みずほ銀行が一塁側と
三塁側の合計約2400席をそれぞれ取得する。
座席背面にシート名を書いたプレートを設置し、場内の案内板にも表記する。また球場内に東芝と
みずほ銀行の名前も掲示する。
東芝の小林俊介関西支社長は「関西では地元メーカーに比べて親近感が薄いので浸透させたい」と話し、
みずほ銀行の石川宣博常務執行役員も「関西でプレゼンスを高める絶好の機会」と強調した。
調印式に立ち会った阪神タイガースの宮崎恒彰オーナーは「東芝さんとみずほ銀行さんに来年の優勝を
約束しなければいけない」と意気込んでいた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20071219-OHT1T00130.htm