全日本空輸と日本通運、近鉄エクスプレスは18日、アジア地域を中心に国際小口貨物を取り扱う新会社を、
2008年に共同出資で設立する方針を明らかにした。
同日午後に発表する。3社は、中国や東南アジアなどに展開している物流拠点を相互に利用するなどして、
貨物需要の取り込みを図る。
アジア域内の商業貨物輸送は、自前の輸送網を構築しているフェデックスやDHLなど欧米系物流会社のシェア
(市場占有率)が高い。全日空は、那覇空港をアジア向け国際貨物の中継基地と位置付けており、アジア域内で
物流拠点の整備を進める日通、近鉄エクスプレスと提携し、欧米勢に対抗する狙いだ。
日通と近鉄エクスプレスは、日本航空などとアジア地域での物流提携を協議してきたが、最終的に全日空との
共同出資で合意した。
(2007年12月18日14時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20071218i405.htm?from=main4