アイク&ティナ・ターナーとしての60〜70年代の華々しい活躍で知られる、アイク・ターナ
ー(Ike Turner)が12月12日、サンディエゴ郊外の自宅で死去しました。死因は不明。76歳
でした。
アイク・ターナーは、ミシシッピ州クラークスデイル生まれ。1940年代末から自己のバンド
“キングス・オブ・リズム”での活動を開始し、51年には当時のR&Bチャートで1位を記録し
た「Rocket 88」を制作。また、1950年代末には、ティナ・ターナーとめぐり合い、60年代か
ら70年代にかけてアイク&ティナ・ターナーとして活躍。エキサイティング&エネルギッシ
ュな夫婦R&Bデュオとして数々のヒット曲を生み出したものの、70年代末に2人が離婚し
たことでディオも解散となっています。
その後は、さまざまな問題(薬物やティナによる家庭内暴力の暴露など)を抱えながらも、
91年にはアイク&ティナ・ターナーとして“ロックの殿堂”入りを果たし、また2007年には、
アルバム『Risin' With The Blues』がグラミー賞の“Best Traditional Blues Album”を受賞
するなど、草創期のロックに大きな影響を与えたレジェンドの名に相応しい活躍をみせて
いました。心よりご冥福をお祈りします。
ソース:CDジャーナル
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=17513