子供のネット犯罪被害防止へ議論
県教育委員会と県公安委員会の連絡会議が十二日、県庁で開かれ、両委員会の委員らが意見や
情報を交換した。インターネットによる犯罪から子供を守るための、大人の意識改革などが論じられた。
教育委員五人、公安委員三人と、県教委の田村充治教育長、県警の坂明本部長らが出席した。
川村恒儀教育委員長が「警察と教育の連携が深まり、実効性ある取り組みにつながっている一方、
常に新しい課題も生まれている」、橋本八右衛門公安委員長が「安心で安全な地域を目指しているが、
警察だけでできることは限られている。世の中の考え方そのものを啓発するため教育の役割は大きく、
連絡を密にして取り組みたい」とあいさつした。
会議は「インターネットによる子供の非行や被害防止」「声掛け、連れ去りなどによる子供の被害防止」を
めぐり、非公開で行われた。
終了後に取材に応じた県教委義務教育課の担当者は「インターネットや携帯電話に関しては、教職員の
研修のほか、子供に持たせる側である父母の意識啓発も必要との考え方で一致した。メーカーなどの
対策は後手後手に回っており、大人が、子供の変化についていく必要がある」と述べた。
ソース:東奥日報(2007年12月13日(木))
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20071213112139.asp