都内の貸倉庫で大麻を育てたとして、警視庁は昭島市昭和町2丁目、無職高橋泰彦容疑者(34)
らグループ4人を大麻取締法違反(栽培)の疑いで逮捕したと12日発表した。同庁は倉庫や
容疑者宅などから約2.4キロ(約1200万円相当)の乾燥大麻を押収。都内で貸倉庫を使った
大麻工場の摘発は珍しく、高い改装費などのため、もうけはほとんどなかったという。
組織犯罪対策特別捜査隊などの調べでは、高橋容疑者らは10月上旬〜21日にかけ、武蔵村山市
三ツ木5丁目の貸倉庫で大麻草58本を栽培した疑い。高橋容疑者らは「種はインターネットや渋谷区
の店で買い、本を参考に育てた」と供述しているという。
貸倉庫は2階建て約100平方メートル。月約12万円で今年春から借りていた。ダクトや照明を
取り付けたり、シートを敷いたりする改装工事費などに総額約260万円かけており、同隊は「9月
下旬に1回収穫したようだ。売る目的だったが、もうかってはいないはず」とみている。
http://www.asahi.com/national/update/1212/TKY200712120118.html