大相撲時津風部屋の序ノ口力士、斉藤俊(たかし)さん=当時(17)、しこ名・時太山(ときたいざん)=がけいこ後に
死亡した問題を受け、日本相撲協会が設置した再発防止検討委員会の委員が11日午前、約1時間にわたって
時津風部屋の視察と聞き取り調査を行った。10日に始まった全53部屋の実態調査の一環だが、問題の発端となった
部屋だけに緊張感の漂う調査となった。
時津風部屋を訪れた委員は外部有識者でNHK解説委員の山本浩氏と友綱親方(元関脇魁輝、相撲教習所長)、
中村親方(元関脇富士桜)。調査は約100人の報道陣をシャットアウトして行われた。
友綱親方によると、訪れた時点でけいこは終わっており、時津風親方(元幕内時津海)や部屋付きの親方から聞き取り
調査を行い、力士が生活する部屋などの視察はしなかったという。
調査を終えた山本氏は「威儀を正して、きっちりやろうとしている。親方から力士への声かけも頻繁に行っているとのことだった」
と部屋の印象を語った。
時津風親方は「私生活のことなどを聞かれた。今後は自分の目の届く範囲で精いっぱいやっていきたい」と話していた。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007121102071329.html