西武からフリーエージェント(FA)宣言した和田一浩外野手(35)が9日、東京都内で
中日と初交渉し、3年契約、総額8億4000万円プラス出来高払いで入団に合意した。
背番号は西武でつけていた「5」に内定した。
11年間プレーした西武から慰留を受けていた和田は「もう一度新鮮な気持ちでゼロから
挑戦したかった。岐阜で生まれ育ち、中日はあこがれのチームでもあった」と移籍を
決断した理由を説明した。「少し不安はあるが、やってやるという気持ちの方が強い。
(中日が)いい補強をしたなと思われる活躍がしたい」と抱負を述べた。
和田は岐阜・県岐阜商高―東北福祉大を経て社会人の神戸製鋼から1997年に
ドラフト4位で西武入り。2005年に首位打者に輝いた。台湾で行われた北京五輪
アジア予選でも日本代表となった。(金額は推定)
和田一浩外野手「中日からは条件的に文句のつけようがない評価をしてもらった。
いずれ地元に帰りたいとも思っていた。西武には11年間お世話になって感謝している」
中日・西川順之助球団社長「落合監督が中軸を打てる右打者が欲しいと言ってきた。
優勝争いをしている今の状況を続けたい。その中長期的な展望の中で獲得した。
岐阜出身で地元ファンへのアピールにもなる」
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20071209-OHT1T00198.htm