全国の警察本部は七日夜から八日早朝にかけ、繁華街周辺や主要幹線道路など約三百二十カ所で、
約二万二千人を動員して飲酒運転の一斉取り締まりを実施、酒酔いと酒気帯び運転で計五百九十四件を摘発、
十五人を逮捕した。
昨年の同時期の取り締まりに比べ、約二百件減少した。警察庁は「飲酒運転を厳罰化する改正道交法が九月に
施行されたのに加え、各都道府県警が継続的に実施している取り締まりの効果が表れたのではないか」と分析している。
警察庁によると、酒酔い運転は一件で、呼気一リットル中のアルコール濃度が〇・一五ミリグラム以上の酒気帯び
運転が五百九十三件だった。摘発基準以下の酒気帯びが四百八十六件あり、検知拒否での摘発も三件あった。
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愛知、岐阜、三重の東海三県では七十四人が摘発された。取り締まりは飲酒運転による事故が多発している道路や
繁華街、駅周辺、高速道路の出入り口など計二百十三カ所で行われた。
酒気帯び運転は愛知で四十五人、岐阜で十七人、三重で十二人がそれぞれ摘発された。酒酔い運転の摘発は各県ともなかった。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007120802070759.html