【社会】山口の中3いじめ自殺、県警が捜査資料を父親に部分開示へ…捜査関連資料が遺族に開示されるのは異例[12/07]

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山口の中3いじめ自殺、捜査資料を父親に部分開示へ

 山口県下関市の市立川中中で2005年4月、3年生の安部直美さん(当時15歳)が
いじめを苦に自殺した問題で、県警は捜査資料の開示を県警に求めていた父親の
慶光さん(50)に部分開示することを決め、7日、慶光さんに連絡した。

 慶光さんによると、県警は「17日に資料88枚分を部分開示する」と説明したという。

 慶光さんは11月、県個人情報保護条例に基づき開示を請求。開示請求権は本人か
未成年者などの代理人に限られており、対象外である遺族について認めるかは県警の
判断に委ねられていた。県によると、捜査関連資料が遺族に開示されるのは異例。

 慶光さんは「(自殺から)もうすぐ3年になるが、真相を知る手だても手詰まりになっている。
部分開示でも出せる資料があっただけ良かった」と話している。

 山口地方法務局は昨年4月、直美さんがいじめを受けていたのに学校側が特段の
措置を取らなかったとして、人権侵犯事件と認定。今年6月に情報開示請求した慶光さんに
対し、「遺族の心情への配慮」として調査書類を部分開示した。市教委は、いじめと自殺との
直接的な因果関係を認めていない。


ソース:読売新聞(2007年12月7日23時16分)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071207i216.htm