6日夜、阪急電鉄の急行電車の運転士が、十三駅を出発した直後に踏切にいた男性に気づいて
電車を停止させた際に、車掌がホームに降りていたことを確認せず運転を再開させたため、
約8キロの区間を車掌を乗せずに運行させていたことがわかりました。
6日午後6時半ごろ、阪急電鉄神戸線の梅田発三宮行きの8両編成の通勤急行が十三駅を出発した直後に、
運転士が約40メートル先の踏切に男性が立っているのを見つけて、電車を緊急停止させました。
運転士は、車内のインターホンで車掌に連絡し、自分も電車から降りて現場を確認しようとしましたが、
通行人が男性を保護したためにそのまま運転を再開しました。
その際、連絡を受けた車掌が駅の係員を呼ぼうとしてホームに降りていたため、
電車は、次の停車駅である塚口駅までの約8キロの区間を車掌を乗せずに運行しました。
当時、電車には乗客約900人が乗っていて、阪急電鉄では、塚口駅で乗務担当の
助役を車掌として乗せ、運行を続けました。
阪急電鉄は「車掌が列車に乗っていないのを確認せずに運転を再開させたもので、
運転士の不注意が原因だと考えている。
お客様にはご心配をおかけしおわび申し上げます」とコメントしています。
NHK
http://www.nhk.or.jp/osaka/lnews/01.html