県警は5日午後から、悪質風俗店や違法駐車、違法看板に目を光らせる「栄地区環境浄化総合対策」を
名古屋市の栄、錦地区で展開。
捜査員約300人を投入して取り締まりを行い、同日夜には保安課と中署などが無届けの韓国エステ店を摘発した。
8日未明まで続ける。
摘発したのは、中区栄4の韓国エステ「美美」。
風営法違反(無届け営業など)の疑いで、韓国人経営者有賀恵美子こと韓玉煕容疑者(47)=中区栄4=と、
店長堀内健二容疑者(40)=一宮市丹陽町=を逮捕した。
店には5日午後10時半ごろ、捜査員が踏み込んだ。
中には、23歳と36歳の女性従業員がいた。
店はファッションヘルスの形態で10月から営業していたが、県条例により店舗型ファッションヘルスは
新規営業ができないため、「エステ」の看板を掲げていた。
県警によると、外国人従業員による同様の業態が多い栄4などでは、摘発を恐れて警察の動きを町中で監視し、
各店に無線で知らせる「警戒員」がいるという。「用心棒代の見返りに、暴力団関係者が提供しているとみられる」
といい、中には、警察署などで捜査車両のナンバープレートを書き留めて“警戒”する者もいるという。
無届け営業や摘発への警戒が巧妙化しているとみられ、県警は「摘発をさらに強化したい」としている。
(今村太郎)
中日新聞 2007年12月7日
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20071207/CK2007120702070256.html