福岡県筑前町で昨年10月、中学2年の森啓祐君=当時(13)=がいじめを苦に
自殺した問題で、福岡法務局が人権侵犯記録の一部を開示しなかったのは違法
として、遺族が30日、鳩山邦夫法相に対して法務局の処分を取り消すよう審査請求した。
審査請求書などによると、遺族の開示請求を受けて福岡法務局は11月9日付で、
啓祐君の自殺について調査した人権侵犯記録を開示した。しかし、開示された文書
の9割以上が黒塗りとなっており、具体的な内容は分からなかった。
請求後に会見した啓祐君の父、順二さん(41)は「開示されることで何があったのか
を知りたい。少年審判は遺族が傍聴できるようになりつつあるのに、法務局だけが
止まったままになっているのはおかしい」と話した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/071130/trl0711301804008-n1.htm