【群馬】前橋連続不審火 空き家も燃える

不審火による車両火災が相次いでいる前橋市昭和町などの住宅街で、２５日未明、同市昭和町の
空き家の勝手口付近にかけられたブルーシートなどが燃やされた。
付近では１７日からほぼ連日、不審火で計６件７台の車両火災が起きているが、建造物が燃えるのは初めて。

地域住民は「とうとう家まで狙われ始めた」と、不安を募らせている。
同市消防本部などは約４０人態勢で現場付近を中心に毎晩午前０時までパトロールしていたが、
２５日夜からは夜通しの警戒に切り替えた。

前橋署の調べによると、同日午前３時１０分ごろ、木造平屋建ての空き家で、勝手口にかけてあった
ブルーシート（幅約１メートル、高さ約１メートル８０）の下側が燃えているのを、通行人が見つけて
１１９番通報した。
約３０分後に消えたが、シートと空き家の壁、屋根裏の一部を焼いた。けが人はなかった。
現場には、通常は火の気がなく、前橋署は一連の車両火災との関連を含めて調べている。

住民からは犯人逮捕を望む声が高まっており、近くの主婦（４０）は「犯行の手口がエスカレートして
いるように感じる。
自分の家がいつ狙われるかと思うとすごく怖い」と話し、近くの女性（７２）は「怖くて夜も眠れない。
早く犯人を捕まえてほしい」と話していた。


（2007年11月27日 読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news001.htm

くまぇり