本格的な雪が降った札幌市の中心部で23日早朝、冬の風物詩である
除雪用路面電車「ササラ電車」が、今季初めて出動した。同市近郊の
人気スキー場もこの日次々オープンし、北海道は本格的な冬を迎えた。
札幌市中心部では積雪が5センチを超え、放置すると路面電車のレールを
埋めるため午前5時、ササラ電車が出動。「ササラ」は先を細かく割いた
ブラシ状の竹で、車両前後に放射線状に取り付けられた800本が回転、
線路上の雪を掃き飛ばした。
一方、近郊ではニセコアンヌプリ国際スキー場(ニセコ町)などが午前9時
前後からオープン。札幌国際スキー場(札幌市)ではリフト始動前から
約400人が詰め掛け、色とりどりのウエアで初滑りを楽しんだ。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071123STXKF002623112007.html