構造計算書が偽造され、耐震強度が基準の41%だった横浜市鶴見区の分譲マンション
「コンアルマーディオ横浜鶴見」(10階建て、19戸)の補強工事が完了し、
横浜市は22日、使用禁止命令を解除した。
市によると、元一級建築士、姉歯秀次被告(50)=建築基準法違反などの罪で1、2審とも
実刑判決を受け上告中=が構造計算した物件で、国が「原則建て替え」とした強度50%未満の
12件のうち、補強工事で基準を満たしたのは初めて。
工事では1階の壁を厚くし、各階の柱やはりを増強。総工費約2億7000万円のうち
約7000万円を国と市が補助し、1戸当たりの追加負担は約1000万円となった。
同マンション管理組合の横山富夫理事長(59)は同日、横浜市役所で記者会見し
「『ついに戻れる』と実感している。
支援をいただいた方に感謝したい」と述べた。
産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071122/crm0711221710025-n1.htm