航空・防衛分野の専門商社「山田洋行」の元専務・宮崎元伸容疑者(69)が、守屋武昌・前防衛次官(63)を頻繁に接待していた問題で、
東京地検特捜部は13日、防衛省の現職職員らの一斉聴取に乗り出した。
特捜部では、守屋氏が接待などの見返りに、防衛装備品の受注などを巡って宮崎容疑者側に有利な取り計らいをしていた疑いもあるとみて
贈収賄容疑も視野に捜査しており、便宜供与の有無など癒着の全容解明には同省職員らの聴取が不可欠と判断、捜査は新たな局面を迎えた。
特捜部は、防衛省の防衛装備品調達の仕組みなどについて、説明を求めているとみられる。
関係者によると、宮崎容疑者は山田洋行に在職中、同社の米国現地法人などで3億円以上の裏金を捻出(ねんしゅつ)、
一部を守屋氏や旧防衛庁(現防衛省)幹部らの接待費などに流用していた。
宮崎容疑者と守屋氏の関係を巡っては、2003年8月、次官の守屋氏が議長だった同庁の装備審査会議で、
航空自衛隊の次期輸送機(CX)エンジンに、山田洋行が販売代理店を務める米ゼネラル・エレクトリック(GE)社製が採用された。
宮崎容疑者が山田洋行を退社して「日本ミライズ」を設立、同社がGE社の代理店に内定すると、
守屋氏はCXエンジンの契約について「なぜ随意契約ではダメなんだ」などと、宮崎容疑者を後押しするかのような発言をしていた。
また、山田洋行は02〜06年度までの5年間に、約174億円の防衛装備品を受注。
海上自衛隊哨戒ヘリコプターの装備品の代金を巡り、同社の水増し請求問題が02年2月に発覚したが、処分は見送られた。
特捜部は、守屋氏が宮崎容疑者から接待などの利益提供を受けた見返りに、
山田洋行や日本ミライズの防衛装備品の受注などに便宜を図っていた疑いもあるとみており、
疑惑解明に向け、同省職員らの聴取に踏み切った。
(2007年11月13日15時2分 読売新聞)
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071113it06.htm 関連スレ
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