2月の東京マラソンでレースを一時中断し、心肺停止状態になった男性ランナーを救命した横浜市の消防士吉田茂男さん
(50)が、今月11日に行われた横浜マラソンでも、ほかの救急救命士らとともに40代の男性の命を救っていたこと
が12日、分かった。
吉田さんは、東京マラソンでの行動が報道され、読者を幸せな気持ちにさせた人物を表彰する2006年度の
「HAPPY NEWS PERSON」(日本新聞協会主催)に選ばれた。
横浜市によると、男性は10キロロードレースのゴール数十メートル手前で倒れ、心肺停止状態になった。
吉田さんはランナーの様子に気を配りながらレースに参加し、完走後、ゴール付近で待機していた。男性が倒れると
すぐに駆け付け、人工呼吸など救命活動を行い、男性を蘇生(そせい)させた。男性は病院に運ばれ、近く退院できる
見込みという。
吉田さんが会長を務める横浜市救急救命士会が、今年から横浜マラソンに救護団体として参加していた。
吉田さんは「救命活動は倒れた直後なら効果が高い。自動体外式除細動器(AED)の設置も含め、計画的な救護態勢が
大事だ」と語った。
ソース:読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.sanspo.com/sokuho/071112/sokuho080.html