ホールインワンを偽装してゴルファー保険金100万円をだまし取ったとして、
詐欺罪に問われた大阪府松原市の自動車販売業の男(58)に対し、
大阪地裁の坂本好司裁判官は2日、懲役1年2月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
ゴルファー保険をめぐる詐欺が発覚したケースは珍しいという。
ゴルファー保険は、ホールインワンなどを達成した際の祝賀会費用を補償するために損保各社が販売しており、
ゴルファーの4人に1人が加入しているという。
判決などによると、男は平成17年9月、奈良県内のゴルフ場でプレーし、
ホールインワンを達成したと虚偽の証明書を損保会社に提出。ゴルファー保険金100万円をだまし取った。
男は約1年前、掛け金が年間1万8000円(補償額100万円)のプランに加入。
証明書に必要な署名を同伴競技者やキャディー、ゴルフ場の支配人に依頼したほか、
なじみの飲食店などに100万円を超える虚偽の領収書を切ってもらい、祝賀会を開いたように装っていた。
今年3月、住之江署に「ホールインワン詐欺をしている男がいる」と匿名の電話が入ったことから発覚。
被害に遭った損保会社は「仲間やゴルフ場にまで口裏を合わせられるとどうしようもない。
再発防止策も立てようがないのが実情」と嘆いている。
産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/071002/trl0710021756006-n1.htm