★ 中部3県の有効求人倍率、高水準続く・愛知、岐阜は低下―三重は製造業が支え上昇(07/09/29)
中部三県(愛知、岐阜、三重)の各労働局は28日、8月の有効求人倍率(季節調整値)を発表した。
三県とも全国平均の倍率を大きく上回る高水準の求人が続いている。ただ三重は3カ月連続で
前月を超えたものの、全国トップを続ける愛知は1.99倍で6カ月ぶりに2倍を割り、岐阜は3カ月ぶりに
前月を下回った。各県ともサービス業の新規求人数(原数値)が前年同月より低くなった。
サービス業が19カ月ぶりに前年同月を下回った愛知では、労働局が派遣業に契約内容の
確認など指導を強化している。労働力不足を背景に、顧客と派遣契約を結ぶ前に求人を
先行させるなど、派遣業に不適切な事例が目立っているためだ。
厚生労働省も28日、職業安定所で受け付ける派遣求人の適正な取り扱いを全国に通知している。
岐阜は1.37倍と前月から0.03ポイント低下し、全国8位だった。有効求人数は前月比で2.9%減った。
新規求人数はサービス業が前年同月と比べ19.0%、製造業で12.6%それぞれ減少した。
三重は前月を0.02ポイント上回る1.43倍となり、全国5位。
有効求職者数が前月から2.8%減った一方、有効求人数は2.3%増えた。
新規求人者は製造業が前年同月から3.3%伸びた。
三重労働局は「ゲーム機器関連の労働需要が高かった」と分析している。
日経ネット中部版
http://www.nikkei.co.jp/chubu/news/arc2426.html