大阪府四條畷市の国道163号で、陸橋から転落し、
車にはねられた同市内の市立中学3年(15)と同1年(13)の姉妹が死傷した事故で、大阪府警は29日、
2人をはねたあと現場を立ち去った車両はトラック1台と乗用車2台の計3台と特定した。
府警は3台の運転手から当時の状況について事情を聴き、
容疑が固まり次第、自動車運転過失傷害の疑いで書類送検する方針。
四條畷署などによると、姉妹は29日午前0時すぎ、高さ約13メートルの陸橋から転落。
その後、国道を走ってきた3台に相次いではねられた。
目撃証言などから、最初にはねたのは奈良県内のナンバーのトラックと断定。
次いで奈良、大阪両府県内の乗用車が1台ずつはねたという。現場は人気のない山間部のため、
同署は、運転手が「姉妹をはねた」とどの程度認識したか慎重に捜査している。
救護せずに逃走したことが明らかになれば、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑も適用する。
司法解剖の結果、姉の死因は失血死。路面で強打した打撲の跡とはねられた複数の痕跡があったが、
直接の原因は転落でできた骨折に伴う出血とみられる。
このため立件容疑には自動車運転過失致死は適用しない見通しという。
転落の原因について、同署は陸橋のさくについた指紋などを詳しく調べている。
陸橋に残されたかばんには原因につながる物はなかった。姉妹は28日夜自宅で口論して父親にしかられたとされ、
同署は引き続き家族らから事情を聴いている。
四條畷市教委によれば、姉妹はいずれも事故前日の28日は通常通りに登校していた。
長期欠席をしたことはなく、悩んでいた様子やいじめなどの事実は把握していないという。
学校は週明けの10月1日に全校集会を開き、事実関係を生徒に報告する。
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【社会】中学生姉妹、歩道橋から転落→複数の車両にはねられ死傷、車は逃走。大阪の国道163号線[09/29]
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1191038706/ 朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0929/OSK200709290056.html