シャープとパイオニアは20日、包括的な資本・業務提携で合意したと発表した。
シャープがパイオニアの株式14%超を取得し、筆頭株主になることが柱で、
次世代DVDや車載AV(音響・映像)など幅広い分野の共同開発を進める。
シャープの片山幹雄社長とパイオニアの須藤民彦社長は同日、そろって記者会見。
片山社長はパイオニアとの経営統合について「現時点で考えていない」と述べた。
パイオニアはプラズマテレビを手掛けているが、須藤社長は提携を踏まえて
液晶分野に参入する方針を明らかにした。
資本提携では、パイオニアが12月20日に3000万株を新たに発行し、シャープが
全株を約410億円で引き受ける。同時に、シャープは自己保有する1000万株を
約197億円でパイオニアに割り当て、株式を相互に持ち合う。
業務提携では、ホームエレクトロニクス分野で新たなネットワーク関連商品を開発する。
2007/09/20 18:31 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200709/CN2007092001000644.html