穀物自給率、95%以上で安定 生産量も増加
農業部の尹成傑副部長は13日、国務院新聞弁公室での記者会見で
「過去10年間、中国の穀物自給率は95%以上で安定を保ち、穀物の生産・需要の基本的なバランスを実現した」
と述べた。
尹副部長は次のように述べた。
2006年末には、国の穀物在庫量は前年同期比約300億斤(約150億キロ)増加し、
期末在庫率は国連食糧農業機関(FAO)が定めた17〜18%の安全ラインを大きく上回った。
これに農民の在庫を加えれば、穀物の安全性はより保証されたものになる。
ここ数年来、穀物生産は回復し、発展してきた。04年から06年にかけて3年連続で安定的に生産量を増やし、
累計増産量は1335億斤(約667億キロ)に達した。今年は自然災害が多発したが、夏季収穫の穀物は豊作で、
生産量は前年比29億2千万斤(約14億6千万キロ)増加の 2307億斤(約1153キロ)に達した。
早稲米の生産量も引き続き増加している。現在は秋季収穫の穀物の作柄がよく、
今後大規模な霜害や寒風害などの自然災害がなければ、相当な収穫量が望めるという。
現在穀物は需給バランスが取れているが、生産においては需要の増加や構造的矛盾の問題、
耕地資源や淡水資源の制約の問題、気候変動や自然災害の頻発といった自然環境の問題などに直面している。
ソース:「人民網日本語版」2007年9月14日
http://j.peopledaily.com.cn/2007/09/14/jp20070914_76834.html