宝塚市内で八月初め、尼崎東署の男性巡査(22)らが二人乗りしたミニバイクが警察官の
制止を振り切り、走り去ろうとしていたことが十二日、分かった。バイクの後ろに乗っていた巡査は
すぐに取り押さえられ、「逃げるつもりはなかった」などと話しているという。ミニバイクの二人乗りは
道交法で禁じられているが、運転者以外は違反に問えず、署長が口頭で巡査に厳重注意した。
同署は「違反を取り締まる立場の警察官としてあってはならない行為」としている。
宝塚署などによると、巡査は八月四日午後六時半ごろ、阪急宝塚南口駅前の市道で、
同市内の友人の男性が運転するミニバイクに二人乗りしているところを、パトロール中の
宝塚署員に見つかった。
署員が制止したが、バイクがそのまま逃走したため署員が追跡。
バイクから降りて逃げる巡査を取り押さえたという。巡査はヘルメットはかぶっていなかった。
運転していた男性は、間もなく現場に戻り、署員に反則切符を切られたという。
巡査は「自分は制止に従ってバイクを降りたが、友人がそのまま走り去ったので追いかけた。
逃げようとしたのではない」と説明したという。静川俊夫同署長は「極めて遺憾。再発防止のため、
指導を徹底したい」と話している。
巡査は花火大会見物のため、男性宅に向かう途中だったという。
ソース(神戸新聞):
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000617193.shtml