連帯保証人が資産移転-ヤマトハイミール貸付金滞納問題
肉骨粉などを製造するヤマトハイミール食品協業組合(奈良市杏町、谷口保理事長)に
県が貸し付けた金20億円の返済が遅延している問題で、
県は10日、連帯保証人にあたる同組合理事の男性(66)から
資産である不動産を贈与された二男(42)に対し
「債権者である県を害する行為となる」として、所有権移転登記の抹消などを求める訴えを
奈良地裁に起したことを明らかにした。
二男の家族は「所有権移転自体を本人も知らないでいた。
親がいいと思ってしたのだろうが、迷惑している。
所有権は元に戻すと(二男が)言っている」と話している。
県は県中小企業高度化資金等貸付規則に基づき平成2年に16億円、
同3年に4億円をヤマトハイミール食品協業組合に貸し付けたが、
同組合は最初の償還期限を迎えた平成5年以降、貸付金の償還を怠り、
県へ今までに計355万円しか償還していない
ニュースソース
奈良新聞
http://www.nara-np.co.jp/n_soc/070911/soc070911c.shtml