県保健福祉部は八日、三日にコレラ患者として公表した龍ケ崎市内の無職女性(74)に
ついて、その後の検査でコレラ毒素が確認されず、コレラ患者ではなかったと訂正した。
医療機関からの届け出を基準に従い十分チェックしなかったのが原因。
同部は「今後は確認の徹底とチェック体制の強化を図りたい」としている。
同部によると、竜ケ崎保健所が医療機関からコレラ発生の届け出を受理した際に、
本来必要な毒素検査が実施されていないのに、コレラが発生したとして
報道機関などに発表。その後、県衛生研究所で検査したところ、毒素が確認されず、
コレラ患者でないことが判明したという。
女性は八月に中国を旅行し、帰国後に下痢のため医療機関を受診。
現在は健康回復しているという。県では保健所が女性に対して謝罪したとしている。
http://www.ibaraki-np.co.jp/47news/20070909_03.htm