元さくら市議に有罪 交通違反身代わり出頭 『順法精神が希薄』
2007年7月12日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20070712/CK2007071202031736.html 交通違反の処分を免れるために、知人を身代わり出頭させたとして、犯人隠避教唆と
道交法違反(速度違反など)の罪に問われた元さくら市議・矢沢功被告(63)の判決公判が
十一日、宇都宮地裁であり、池本寿美子裁判官は懲役一年、執行猶予四年(求刑懲役一年六月)
を言い渡した。
池本裁判官は判決理由で「公職にある身で国家の刑事司法作用を誤らせた責任は重い。
交通違反歴も少なからずあり、順法精神が希薄と言わざるを得ない」と述べた。
判決によると、矢沢被告は免許停止中の二〇〇五年九月、矢板市の国道で、制限速度を
四十キロ上回る時速九十キロで乗用車を運転。速度違反自動監視装置(オービス)に記録
されたため、容姿が似た知人の男性(68)=犯人隠避罪で罰金二十万円の略式命令=に
県警への出頭を依頼し、処分を免れた。