慶応大がグーグルと提携、和装本など12万冊ネット公開へ
慶応義塾大は、インターネット検索サービス大手のグーグルと提携し、学内図書館に
所蔵する古書約12万冊を電子データ化し、インターネットで公開することを決めた。
データ化するのは、室町〜江戸時代にかけて作られた御伽草子(おとぎぞうし)など
和装本9万冊と、明治から昭和初期の文献3万冊。著作権保護期間が終わったこれらの
本を撮影し、文字の読み取り処理をしてデータ化する。作業はグーグルが担当し、作業を
終えたものから順次公開していく。
慶応大の図書館は一般に公開されていないため、文献を見られるのは大学関係者や
一部の研究者に限られていた。今回の作業でだれでも簡単に本を探し、閲覧できるように
なる。グーグルは欧米の25の大学や図書館と同様のプロジェクトを進めており、慶応大は
アジアでは初。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070707i102.htm