http://sports.yahoo.co.jp/news/20070629-00000045-spnavi-fight.html アントニオ猪木の新団体IGF(イノキ・ゲノム・フェデレーション)PROWRESTLING旗揚げ戦「闘今BOM
−BA−YE」が29日、両国国技館で行われ、全試合当日発表にもかかわらず8426人もの観客を集めた。
メーンイベントでは元WWEのスーパースター対決である第44代IWGPヘビー級王者ブロック・レスナーvs.現
初代TNAヘビー級王者カート・アングルの因縁マッチが実現。WWEマットでは2勝2敗の五分となっていた両
者は、序盤から激しい攻防を展開。アングルはレスナーのバーディクトをロープをつかんだり、DDTで切り返したり
して必死で防御し、食らってしまった1発もカウント2でキックアウト。レスナーの逆アンクルロックを返しての本家ア
ンクルロックで快勝した。
レスナーは試合前の約束通り、アングルに自分が保持する3代目IWGPベルトを贈呈。IWGP&TNAの2本
のベルトを両方肩に下げたアングルは、レスナーとの再戦について「次は総合格闘技のリングでやるかもしれない」
と話し、「レスナーは世界一のレスラー。でもその上に自分がいる」と胸を張った。
セミファイナルでは猪木のまな弟子である小川直也が初代PRIDEチャンピオンのマーク・コールマンと対戦。2
年前に亡くなった盟友・橋本真也さんの「爆勝宣言」に乗って登場した小川は、コールマンのマウントパンチ連打
でダウン寸前にまで追い込まれながらも、起死回生のSTOからのスリーパーホールドで勝利。試合後、猪木と
握手をかわし、激励のビンタを受けた。
98年に猪木が旗揚げした「UFO」のエースであった小川は、IGFのリングに上がった感想を「怖い。殺伐感が
違う」と話し、結局当日まで決まらなかった対戦相手については「アングルとやりたかった」と改めてアングル戦を
熱望した。
元史上最年少UFCチャンピオンであるジョシュ・バーネットは「闘いたくない相手」と話していた安田忠夫と一
騎打ち。安田のペースに付き合うことなく、わずか5分足らずで腕ひしぎ十字固めで圧勝した。
試合後は「本当にがっかりだ」と改めて安田に失望し、次の対戦相手として、メーンの勝者であるアングルとの
”IWGP戦”を訴えた。一方、ほとんどいいところなしでバーネットに完敗した安田には、鬼軍曹・藤原喜明が怒り
の鉄拳を浴びせた。
■IGF PROWRESTLING「闘今BOM−BA−YE」 6月29日(金)東京・両国国技館
<第6試合 シングルマッチ>
○カート・アングル (10分36秒 アンクルロック) ●ブロック・レスナー
<第5試合 シングルマッチ>
●マーク・コールマン (6分44秒 スリーパーホールド→レフェリーストップ ○小川直也
<第4試合 シングルマッチ>
●安田忠夫 (4分17秒 腕ひしぎ十字固め) ○ジョシュ・バーネット
<第3試合 U−STYLE披露試合 タッグマッチ>
小武悠希、●松田英久 (15分47秒 ひざ十字固め) 上山龍紀、○田村潔司
<第2試合 シングルマッチ>
●タカ・クノウ (6分05秒 体固め) ○小原道由
<第1試合 シングルマッチ>
●アレクサンダー大塚 (5分09秒 エビ固め) ○ケビン・ランデルマン
<アントニオ猪木推薦第2試合 シングルマッチ>
○ロッキー・ロメロ (6分09秒 腕ひしぎ十字固め→レフェリーストップ) ●エルブレイザー
<アントニオ猪木推薦第1試合 シングルマッチ>
○澤 宗紀 (7分06秒 サッカーボールキック) ●石川雄規