バス車体に人権キャラ 宇治で出発式
人権啓発の標語や人権を象徴するスイセンの花などを車体にラッピングした路線バスが8月1日から、京都府宇治市内を中心に府南部の一部地域で運行されることになり、31日に同市宇治の市役所前で約80人が出席して出発式が行われた。
京都地方法務局や府、府人権擁護委員連合会などでつくる京都人権啓発活動ネットワーク協議会が、京阪宇治バスの協力を得た。
バスには、車体の左右両側面と後部に、啓発の標語「育てよう1人1人の人権意識−思いやりの心・かけがえのない命を大切に」の文字のほか、
府の人権の花スイセンや人権イメージキャラクター「人KENまもる君・あゆみちゃん」(やなせたかしさん作)の絵などがラッピングされている。
式では、京都地方法務局の狛信雄局長が「このバスが運行されることで人権啓発が促進されることを期待する」とあいさつ。
宇治小の金管バンド部の児童30人余りが演奏を披露し盛り上げた。
市内の園児と宇治小の児童の計4人が来賓らとテープカットに臨んだ後、園児13人が保護者と一緒に早速バスに乗り出発した。
ラッピングバスは2台あり、来年の3月末まで運行する。
宇治市のほか城陽市や久御山、宇治田原両町内も走行する。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007073100176&genre=K1&area=K20 園児らを乗せ市役所前を出発した人権啓発ラッピングバス(宇治市宇治・宇治市役所前)
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