国民新党党首綿貫民輔氏のお膝元南砺市の「綿貫党」が動く
選挙区は自民党現職の野上浩太郎氏支援
参議院選挙の公示が目前となった10日、南砺市の「綿貫党」が動きました。
参院選富山選挙区では、民主・社民両党推薦の新人・森田高氏について、綿貫民輔氏が代表を務める国民新党の対応が注目されていますが、10日、綿貫氏の南砺市後援会の幹部が集まり、選挙区では自民党公認の現職・野上浩太郎氏を支援することで一致しました。
富山選挙区では、無所属新人で民主・社民の推薦を受ける森田氏の陣営が、国民新党の推薦を求めていますが、綿貫氏はまだ態度を明らかにしていません。
しかし、地元の南砺市後援会が野上氏支持を決めたことで、国民新党としての対応が決まる前に、地元の「綿貫党」が動き出したことになります。
比例区については、国民新党の支持拡大にむけ、結束して運動することを申し合わせました。
一方、10日、森田氏の選挙事務所に激励に訪れた民主党の小沢一郎代表は、富山選挙区でも国民新党の協力をとりつけたい考えに、変わりがないことを強調し「東京で(綿貫氏と)じっくり話してみたい」と述べました。
県西部に強い影響力を持つ綿貫氏だけに、後援会の票が自民に流れるのをなんとしても食い止めたいというのが、偽らざるところといえそうです。
12日公示、29日投票の参院選・富山選挙区は、自民党・現職の野上浩太郎氏に、無所属・新人の森田高氏と共産党・新人の泉野和之氏が挑む構図となっています。
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