【アメリカ】不法移民対策法案が暗礁に、ブッシュ大統領には痛手…米大統領選の争点に

　米上院の民主、共和両党の有力議員が合意し、ブッシュ大統領が強く
支持していたヒスパニック（中南米系）などの不法移民対策法案が暗礁
に乗り上げた。上院本会議で７日、審議を打ち切って採決に入る動議が
４５対５０の反対多数で否決されたためだ。推進派は巻き返しを図るが、
打開の見通しは立っていない。来年の大統領選に向けて重要な争点と
なりそうだ。

　今回の法案には、保守派を中心に「不法移民に恩赦を与えるような
ものだ」との批判が強く、挫折を余儀なくされた。超党派の協力で内政の
「遺産」づくりを狙ったブッシュ氏には痛手となった。

　投票では、大統領選を目指すマケイン議員ら共和党７人を含む４５人
が賛成。民主党のヒラリー・クリントン、オバマ両議員も賛成したが、
規定で必要な６０票まで１５票足りなかった。共和党の大勢が反対に
まわり、民主党からも１１人が反対した。

　米メディアによると、ブッシュ氏は１２日に議会を訪ね、共和党議員に
理解を求める考え。ブッシュ氏は保守派の反発に対して「これを恩赦だ
と言う人は、人々を脅かしているだけだ」といら立ちを見せていた。

　採決の結果について、マケイン氏は「何も言うことはない」と落胆を
あらわにしたが、８日、遊説先のアイオワ州で「私は、私が正しいと思う
ことをする」と打開策を探る姿勢を強調した。

　マケイン氏は共和党の大統領選立候補予定者１０人の中で、ただ一人
の推進派。先頭を走るジュリアーニ前ニューヨーク市長は、この法案を
「これは典型的なワシントンの混乱だ」と酷評。人気３番手のロムニー
前マサチューセッツ州知事も「不法移民が在留資格を得るのはフェア
ではない」と強調している。

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　〈不法移民関連法案〉一昨年末、不法滞在を刑事法上の重罪とする
不法移民取締法案が下院を通過した。昨年５月、これに反発した１００万人
を超すヒスパニックの移民らが全米でデモを展開した。ブッシュ政権は
一定の条件を満たす不法移民にゲストワーカー（一時労働者）の資格を
認める法案を推進したが、昨年１１月の中間選挙を前に頓挫。今年５月
中旬になって上院の超党派の議員とブッシュ政権が、一時滞在の資格
を与える新たな内容で合意していた。米国は人口３億人のうちヒスパニック
などのマイノリティー（少数派）の人口が１億人を突破。不法移民は全米で
約１２００万人と言われる。

ソース（朝日新聞）　http://www.asahi.com/international/update/0609/TKY200706090256.html?ref=rss

不法移民が在留資格を得るのはフェアではない

アメリカ終わったな

あの国はかの国のようにDQNの巣窟になるだろうな

インディアンを追い出したように白人も追い出される。因果応報さ。