タダノは8日、2007年3月期の連結決算を発表した。主力の建設用クレーンの販売が、
国内向けと中東や北米などの海外向けともに大幅な増加が続き、4年連続の増収増益と
なった。海外の売り上げ比率は42・1%に上昇し、初めて40%台に達した。
当期(06年4月―07年3月)の連結業績は売上高1446億9300万円(前期比19・7%増)
、経常利益135億5000万円(同56・7%増)、純利益76億8900万円(同37・3%増)。
1株当たりの年間配当金は3円50銭増配の12円とする。
建設用クレーンの売り上げは、国内が買い替え需要を背景に前期比78億円増加し、海外は
中東や北米を中心に同115億円増えた。海外向けの売上高はヨーロッパ、アメリカ、アジア
、中東といずれの地域でも大幅な伸びが続いた。
次期業績は売上高1620億円、経常利益176億円、純利益111億円を予想。経常利益は
過去最高益を見込んでいる。
当期の単体業績は売上高1073億8000万円、経常利益112億2700万円、純利益57億
9900万円。次期業績は売上高1220億円、経常利益133億円、純利益83億円を予想して
いる。
四国新聞社
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/article.aspx?id=20070508000390