【中国】天にも号令、人工消雨 北京五輪「開会式晴れ」へ威信かけた挑戦[5/18]

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1ママの(070514)φ ★
天にも号令、人工消雨 北京五輪「開会式晴れ」へ威信かけた挑戦

北京市気象局が2008年北京五輪に向け、大自然に戦いを挑んでいる。年間降水量の75%
が夏に集中し、8月には3日に1度雨が降るといわれる北京で、人工降雨技術を用いて雨雲に
細工を施し、式典や競技に対する雨の影響を防ごうという計画。冬季アジア大会で人工降雪に
乗り出すなど中国は気象に関しては自信をもっており、威信をかけ、特に開会式には「雨は降
らせない」と意気込んでいる。

北京市気象局は4月下旬、過去30年の気象統計の分析結果を公表した。中国国営通信新華
社などによると、五輪期間中、1日の降水量が25ミリを超える確率は6・5%。ただ開会式が行
われる8月8日の降水確率となると50%に跳ね上がる。土砂降りになる可能性は低いもようだ
が、夏の北京には雨に加え雹(ひょう)も頻繁に降る。英字紙チャイナ・デーリーによると、北京
市の王岐山市長は以前「最大の頭痛の種は開会式当日に雨が降ること」と吐露している。

そこで登場するのが「人工消雨」だ。計画では雨雲が近づいてきた場合、北京から約90キロ離
れた地点で人工的に雨を降らせ北京での降水量を減らす。国家体育場(愛称・鳥の巣)上空に
雨雲がかかっている場合は、開会式前に雨を降らせてしまう手も想定している。
詳細な仕組みは明らかになっていないが、中国ではロケット弾や飛行機を使ってヨウ化銀など
の化学物質を散布し、雲を刺激して降雨を促す技術が実用化されている。

今年1、2月に中国東北部の吉林省長春などで冬季アジア大会が行われた際には、雪不足を
解消するためロケット弾を使って人工的に雪を降らせたとされている。予定外の場所に降ったり
予定よりも大量の雪が降ったりと、自然を完全に操るまでには至っていないものの、中国メディ
アは4月にもチベットの山岳地帯で人工降雪に成功したと報じている。干魃(かんばつ)や氷河
融解の防止策として期待が高まっているようだ。

この2年、気象情報収集のため新型レーダーの設置や気象衛星の打ち上げも進めてきた。そ
の上で今年は、さらにテストを重ねて実用の可能性を探る。新華社などによると、市気象局の
王玉彬・副技師長は「計画の主目的は競技場を中心に防御線を巡らすこと。早めに雨を降らせ
ることで“消雨”の目的を達成する。狭い地域で効果的に降雨を減少させることができると確信
している」と自信をみせている。

( 2007年5月8日 iza/産経新聞 )
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/other/50899/
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/other/50899/slideshow/
2ママの(070514)φ ★:2007/05/08(火) 21:36:54 ID:???
スレタイ[5/18]になってますが、[5/8]の間違いです・・・orz
3名前をあたえないでください
これ自体は干ばつ地域とかでもやってるからな