【国際】北アイルランドで自治復活　ブレア首相、引退の花道に［05/08］

【ロンドン８日共同】

アイルランドへの帰属を求めるカトリック系と、英国による統治の維持を望むプロテスタント系の
住民対立が続く英領・北アイルランドで８日、英、アイルランド両政府と北アイルランドの両派各政党の
合意に基づく約４年半ぶりの自治政府復活の式典がベルファストで行われた。

自治復活は１９７０年代から激化した北アイルランド紛争の最終決着に向けた歴史的転換点となる
可能性もあり、ブレア英政権の大きな成果の１つ。式典にはブレア首相が出席、これを花道に
９日か１０日に正式に退陣表明する意向だ。

自治政府は北アイルランド議会の議席数に基づき両派各政党で構成。首相は、第１党のプロテスタント強硬派、
民主統一党（ＤＵＰ）のペイズリー党首（８１）で、第２党のカトリック過激派アイルランド共和軍（ＩＲＡ）の
政治組織シン・フェイン党が副首相を出す。


中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007050801000668.html

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